「バーチャルオフィスはデザイナーやライター、エンジニアなど自宅を事務所にしているWeb制作系の事業主が利用するもの」のようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
都心オシャレエリアの東京都目黒区に、ネットショップ運営やインフルエンサー向けのサービスにも力を入れているバーチャルオフィス「NAWABARI」があります。
「理不尽な言いがかりをつけてくるモンスタークレーマーに自宅住所を知られて不安」
「顔出しSNSアカウントで発信をしているけれど、ストーカー被害が怖い」
バーチャルオフィスNAWABARIを利用すれば、月々1,000円ちょっとからの利用料で自宅住所を出さずにショップ運営やインフルエンサー活動ができて安心です。
本記事ではバーチャルオフィス「NAWABARI」の口コミ・料金・サービス・特徴・申し込み方法まで徹底解説します!
NAWABARIが提供するさまざまなサービスについてよくわかるので、ぜひお読みください。
NAWABARIを利用した人の口コミ
まずは実際にNAWABARIを利用した人の評判を紹介します。
GoogleマップでのNAWABARIの口コミは29件と少ないながらも、平均4.6点と高い評価を得ています(2023年12月時点)。
良い評判
- 都心のバーチャル住所をリーズナブルに借りることができて大変助かる
- 住所がネックでネットショップが始められない方や、新しいビジネスがスタートできない方に特におすすめ
- 自宅住所を公開する必要がなくプライバシーを守ることができて安心
- 信頼性の高い住所や03番号をレンタルできるのでお客様との取引も円滑
- リーズナブルでレスポンスも早く良かった
- スタッフさんも柔軟な対応でとても好印象
引用:Googleマップ
NAWABARIの評価は全体的にとても高く、利用者本人だけでなく「NAWABARIを勧めた友人・知人からの評価も良い」という口コミも多く見られました。
悪い評判
- 困った際の電話対応のサービスはなく、すべて[問い合わせフォーム]でのやり取りとなる
- 銀行口座払いでも年会費が払えれば便利
引用:Googleマップ
NAWABARIの悪い評価はあまりありませんでしたが、いくつか見られたのは「問い合わせ手段が問い合わせフォームからしかなく、すぐ回答が得られなかった」という口コミでした。
しかし、悪い口コミにある「電話問い合わせ窓口がない」「支払い手段が限定的」な点は、いずれも低価格を実現するための人件費削減に必要な方針です。
低価格ならではの自由度の少なさに納得したうえで利用する必要があるでしょう。
NAWABARIの基本情報
まずはNAWABARIの料金プランや、提供するサービスの概要についてわかりやすく解説します。
プラン内容
NAWABARIのWebサイトに記載されている料金プランは以下の3つです。
- ネットショップ運営プラン
- ビジネスプラン
- 海外プラン
しかし海外から日本に事業展開したい人向けの「海外プラン」は2023年12月時点で準備中で、公式Webサイトには開始時期の記載もありません。
現在提供されている「ネットショッププラン」と「ビジネスプラン」の2つについて、公式Webサイトをもとにプランの内容を以下の表にまとめました。
ネットショップ運営プラン | ビジネスプラン | |
1ヵ月あたりの料金(税込)※ | 1,100円~ | 1,650円~ |
法人登記 | × | 〇 |
郵便転送(週1回) | 〇 | |
特定商取引利用 | 〇 | |
マイページ | 〇 | |
電話要件転送 | 〇 | |
郵便物GPS混入チェック | 〇 | |
おすすめの人 | ・ネットショップを運営したい人 ・インフルエンサーの人 ・私書箱を使いたい人 |
・新しく会社を設立したい人 ・東京の住所で支店が欲しい人 |
備考 | 年間契約のみ | 月契約の場合3,300円~ |
※年間契約の場合の月額料金
まとめてみると、プランの違いは「法人登記ができるかどうか」のみです。
当面法人化する予定がない人は、ネットショップ運営以外の事業でも「ネットショップ運営プラン」を利用した方がよいでしょう。
オプション
NAWABARIのオプションサービスは、電話と郵便についてのみです。
以下に内容と料金をまとめました。
サービス | 内容 | 料金 |
電話転送 | 「03」番号※での発信と着信の自動転送 ※東京都以外は050 | 2,800円/月 |
電話代行A | 平日9時~18時対応 メールで内容をお知らせ |
3,800円 /月(※275円 / 件) |
電話代行B | 9時~21時、土日祝日対応 (※年末年始除く、50件まで無料) LINE・Slack・Chatworkなどメール以外にも通知可能 |
11,000円 /月(※165円 / 件) |
インターネットFAXサービス | FAX送信→PDF化→メール送信 または FAX受信→PDF化→メール受信 |
3,300円/月 |
速達サービス | 前日午前中までに指示があった郵便物をまとめて即日転送(スポット転送) | 1荷物につき550円 |
都度転送サービス | 前日午前中までに指示があった郵便物をまとめて即日転送(随時利用可) | 1,100円 / 月 |
郵便物開封と読み込みサービス | 届いた郵便物をPDFで閲覧可能 | 1,100円 / 月+1通110円※ (※6枚目以降は1枚10円の追加料金) |
登記可能な拠点
NAWABARIのバーチャルオフィスサービスを利用した場合に登記できる住所は「東京都目黒区」です。
都心にある目黒区はオシャレなイメージで印象も良いので、ショップやデザイン系などの業種に適しています。
ただし詳細な住所は契約後の案内となっており、公表されてはいません。
運営会社
NAWABARIを運営しているのは東京都目黒区に本社を持つ「株式会社LUCCI」です。
2011年に飲食事業の起業として創業、現在は飲食・スペース運用・コンサルティングなどを主な事業としておりスペースの活用に力を入れている企業です。
2023年には「弥生会計」で有名な弥生株式会社が運営する「起業・開業ナビ」と連携を始めており、より一層小規模事業者の起業のサポートを進めています。
NAWABARIのメリット
バーチャルオフィスそのものの機能に特化したNAWABARIには、ほかのサービスにはない利用者にうれしい特徴がたくさんあります。
そのため、「バーチャルオフィスのみの利用でよい」と考える人にはおすすめのサービスです。
初期費用や年会費がかからない
バーチャルオフィスの利用でネックになるのが、初期費用や保証金ではないでしょうか。
保証金は解約したら戻ってくるものとはいえ、起業したての出費はできるだけおさえたいと考える人は多いでしょう。
NAWABARIは保証金無料、初期費用も5,500円(税込)と初期費用がほとんどかかりません。
さらに、2024年1月31日まで「初期費用無料キャンペーン」中のため初期費用が無料です。
引用:NAWABARI
しかも利用に条件がなく、期間中に申し込めば自動的に適用されるのもうれしいポイントです。
さらにfreee会計の契約で20,000円キャッシュバック、請求書カード払いや請求書買取のサービスを利用すれば最大15,000円分のAmazonギフト券プレゼントなどのキャンペーンもあります。
事業に必要になるサービスの利用で特典が受けられるのは事業主にとって大きなメリットではないでしょうか。
月額料金が安い
初期費用や年会費だけでなく、NAWABARIは月額料金も安いのが特徴です。
「ネットショップ運営プラン」は1ヵ月あたり1,100円(税込)から、ビジネスプランでも1ヵ月あたり1,650円(税込)の低価格で住所が利用できます。
バーチャルオフィスとしての必要な機能のみにサービスが絞られている分、利用料金が安いのがNAWABARIの特徴の一つです。
目黒区一等地の住所を借りられる
バーチャルオフィスNAWABARIで登録できる住所は都心部でオシャレなイメージがある「東京都目黒区」です。
インフルエンサーやアパレル・雑貨系ショップのイメージアップにも役立ちます。
ショップ運営やインフルエンサー向けのサービスがある
基本のプラン名が「ネットショッププラン」となっているように、ネットショップ運営やインフルエンサーにうれしいサービスが提供されているのもNAWABARIの特徴です。
NAWABARIでは10個まで無料で複数屋号での住所利用ができます。
商品のテイストやジャンルごとにショップを分けているような運営者は、細かい出費がおさえられてお得です。
また、バーチャルオフィスには珍しいサービスが「郵便物GPS混入チェック」です。
オプションなしの基本サービスですべての荷物にGPS・盗聴器探知機によるチェックがされ、要請に応じて開封もしてくれます。
引用:NAWABARI|NAWABARIが選ばれる10の理由
そのためストーカーやクレーマーによる自宅バレやプライベートの流出などの被害に遭うリスクを抑えられます。
悪質な顧客やファンとのトラブルを避けたいショップ運営者やインフルエンサーが安心できるサービスです。
マイページから荷物が確認できる
NAWABARIには契約者専用の「マイページ」があり、郵便物を写真で確認できます。
転送指示だけでなく、不要な郵便物は廃棄の指示までスマートフォンから簡単にできるため手軽です。
また写真で確認できるため、「写真で内容が確認できたので急がない」「急いで手元に欲しい書類だから転送してもらう」などの判断が付きやすいのもメリットです。
最短で申し込み当日に住所が獲得できる
バーチャルオフィスの利用には審査が義務付けられていますが、NAWABARIはアプリを利用した審査方法を導入しているため、最短で当日に住所が利用できます。
引用:NAWABARI|NAWABARIが選ばれる10の理由
審査完了まで数日待つ必要がなく、必要になったときにすぐ利用できるのは大きなメリットではないでしょうか。
運営実績が豊富で信頼性が高い
NAWABARIの運営会社、株式会社LUCCIは2014年よりバーチャルオフィス市場に参入しており、バーチャルオフィスの先駆けとなった運営実績の長い企業です。
数多くの企業とも提携しており、バーチャルオフィスサービスランキング第1位にもなっている信頼性の高い企業であり安心して利用できます。
引用:NAWABARI|NAWABARIが選ばれる10の理由
NAWABARIのデメリット
豊富なメリットがある反面、バーチャルオフィス機能に特化したNAWABARIならではのデメリットもあります。
オプション料金が高い
NAWABARIのオプションサービス料金の一例を挙げると、以下のようになっています。
- 電話転送:2,800円/月
- 電話代行:3,800円(平日日中)または11,000円(21:00までの夜間、土日祝対応)
- 郵便物都度転送サービス:1,100円/月
月額利用料が低額な割にオプションサービスの料金が高い点はデメリットですが、必要に合わせて自分で選べるので契約後に状況に応じて利用するとよいでしょう。
貸会議室がない
NAWABARIのサービスはあくまで「住所貸し」であり、コワーキングスペースや会議室などの付帯設備はありません。
そのため、「取引先と打ち合わせをしたい」「自宅以外の場所で仕事をしたい」と考える人にはあまり向いていません。
その分利用料金が低く抑えられているため、バーチャルオフィスとしての機能が揃っていればよい人に向いているサービスです。
拠点数が少ない
NAWABARIの登録拠点は東京都目黒区の1ヵ所のみです。
しかし、NAWABARIには会議室やコワーキングスペースなどの付帯施設がなく、郵便物も直接受け取りはできません。
そのため、遠方からの利用でも特に支障はないでしょう。
NAWABARIがおすすめな人
NAWABARIがおすすめな人は、以下の3つです。
- ネットショップを運営している
- インフルエンサー活動をしている
- 取引先とのやり取りは基本オンラインで完結し、バーチャルオフィス以外の設備は必要ない
NAWABARIなら、ネットショップ運営やインフルエンサー活動をしている人に適したサービスが低価格で利用できます。
また、「低価格でバーチャルオフィスとして必要な機能だけあればいい」と考える個人事業主にとっても経費節減になりお得です。
NAWABARIを利用する手順
アプリを利用した審査を採用しているNAWABARIは、利用するまでの手順が簡単です。
以下で個人の場合の申し込み手順について解説します。
公式サイトから申し込む
まずNAWABARIの公式サイトより、申し込みページにアクセスし、以下の情報を入力します。
必要書類を提出する
NAWABARIでは、現住所記載の免許所やマイナンバーカードがあれば、専用アプリで本人確認書類を送ると最短即日契約が可能です。
アプリをダウンロードして身分証明書を読み込ませ、顔写真撮影をおこなえば完了です。
申し込み手続きのあとにダウンロードと送付をおこなわないといけない点に注意が必要です。
免許証に現住所が記載されていないなど、アプリが利用できない場合は郵送で本人確認書類を送付します。
審査を通過する
審査を通過すれば、すぐにサービスを利用可能です。
アプリで本人確認書類を送付した場合は最短即日、郵送で送付した場合には到着から1〜2営業日後に審査結果が受け取れます。
まとめ
- NAWABARIのプランはネットショッププランと法人登記が可能なビジネスプランの2つ(2023年12月時点)
- NAWABARIの主な特徴は「低価格」と「ネットショップ運営やインフルエンサー活動に適したサービスがある」の2つ
- マイページから郵便物の確認・転送・廃棄の指示が簡単にできる
- 価格が安い分、会議室やコワーキングスペースなどの付帯施設はない点に注意が必要
- NAWABARIはアプリ利用で審査をすると最短申し込み当日から利用できる
NAWABARIはネットショップ運営やインフルエンサー活動を事業にする人にぴったりのバーチャルオフィスです。
付帯施設はいらないので住所だけ格安で利用したい人にもおすすめなので、バーチャルオフィスの利用を検討している人はぜひチェックしてみましょう。
NAWABARIに関するよくある質問
最後に、NAWABARIの利用を検討する際に気になる点についていくつか簡単にまとめました。
料金はいくら?
ネットショッププランは1,100円(税込)/月、法人登記が可能なビジネスプランは1,650円(税込)/月から利用可能です。
必要に応じて電話対応や郵便転送などのオプションサービス(月額1,100円〜11,000円)を追加します。
保証金はなし、初期費用は5,500円ですが2024年1月末までのキャンペーン中は無料と格安で利用できるバーチャルオフィスです。
支払い方法は?
PayPalまたは後払い.comのみです。
支払い方法の選択肢が少ないのは使いづらい点ですが、NAWABARIによると支払い方法の限定により圧倒的な低価格を実現しているとしています。
解約方法は?
NAWABARIの利用は解約手続きをおこなうまで自動更新になるため、解約したい場合は公式サイトのお問い合わせフォームから解約したい旨を連絡します。
キャンペーンはある?
2024年1月31日まで「初期費用無料キャンペーン」のほか、以下のようなキャンペーンがあります。
キャンペーン特典 | 条件 | キャンペーン期限 |
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