今、新しい働き方のひとつとして副業があります。
まだ副業を始めていない方でも、興味のある方は多いのではないでしょうか。
そこで、これから副業を考えている方に、どのような仕事を副業として選べばよいのか、需要の高い副業をご紹介します。
近年副業がトレンドになっている理由
その前に、なぜ副業がトレンドになっているのかを解説します。
さまざまな理由が考えられますが、代表的な理由は以下の3点です。
副業を容認する企業が増えている
副業を容認する企業が増えている理由として、副業によって得た知識による社員のスキルアップがあります。
本業だけでは知りえなかった事を学ぶことにより、本業にも活かされることを期待している企業は多いです。
また、副業を解禁することにより、自分らしい働き方ができる魅力的な企業として社員の定着率が上がり、優秀な人材の流出阻止にもつながります。
本業の給料が上がらない
本業の給料が上がらない、給料だけでは生活が厳しく自由に使えるお金がないといった理由で、副業を始める人も増えています。
老後の生活に不安を感じている
老後の生活に不安を感じているため副業で老後資金を貯めるケース、副業で新しいスキルを身につけてリタイア後も収入を得るために今から準備をしているといったケースもあります。
【2023年】稼ぎやすいトレンド副業5選
ここからはトレンドとなっている副業の中でも、稼ぎやすいといわれている仕事を5つ紹介します。
本業をしながら行うため、時間を拘束されてしまう仕事よりも、パソコンとネット環境があればすぐに始められて、場所や時間を選ばずに進めることができる仕事が人気となっています。
webライティング
webライティングとは、web媒体向けの記事を書く仕事です。
特別なスキルを必要としないため、文章を書くことに抵抗がなければ、すぐにでも副業を始めたいといった方におすすめの副業です。
初心者向けの仕事は報酬が低いですが、すぐにお金を稼ぐことができる即金性がwebライティングの特徴の1つです。
webライティングの報酬を上げるためには、単価を上げる必要があります。
報酬の基準として、1文字〇円といった「文字単価」と1記事の報酬があらかじめ決まっている「記事単価」に分かれていますので、仕事をしながら少しずつ単価の良い案件にチャレンジしていきましょう。
そのためには、webライティングの基礎を勉強して、たくさん記事を書いて経験を積んでいく必要があります。
webデザイン
webデザインとは文字通り、webサイトのデザインをする仕事のことです。
主な内容は、ホームページ制作や、ロゴ、バナー制作などがあります。
経験の浅いデザイナーは、バナー制作などから始めることが多く、徐々に経験を積むことでホームページ制作までできれば、しっかりと稼ぐことができるでしょう。
ただし、難易度の高いwebデザインには、プログラミング言語やデザインツールを扱える知識などが必要です。
そのため、事前にしっかりとwebデザインに関する知識を身につけておかなければなりません。
動画編集
動画編集の仕事もwebデザイン同様に、専門的な知識を必要とする仕事です。
YouTubeの動画編集からムービー作成、商品やサービスのPR動画などさまざな種類があります。
YouTubeの編集は、音楽やテロップの挿入など比較的難しくない仕事内容なので、ある程度の知識があればすぐに始められます。その反面、単価は低くなっています。
企業から請け負うPR動画などの編集などはいわゆる本格的なプロの仕事となるため、報酬はかなり高くなりますが、かなりの経験値と知識が必要となります。
せどり・物販
せどりと物販は「物を売る」という意味では同じようなイメージかもしれませんが、実際は違います。
簡単に言うと仕入れ先が違うのです。
せどりは、小売店や一般の消費者などから商品を仕入れます。つまり中古品です。
一方、物販はメーカーや卸売店、代理店から商品を仕入れます。
すぐに始められる仕事ですが、物を購入する必要がありますので、仕入れのための資金が必要となります。
動画配信
動画配信も近年需要が高くなっている副業です。
YouTubeや動画配信アプリなどで自らが発信者となって動画を配信するお仕事です。
動画配信サービスのメリットは、依頼された仕事をこなしていくのではなく、自分の好きなことや得意なことで稼いでいく点となります。
デメリットとしては、他の副業に比べ収益が出るまでが難しい点や、身元がばれてしまう事がある点です。
また、必要とされるスキルも多岐にわたり、撮影スキル、編集スキル、構成などを考えるスキルなどスタート前にある程度の知識を身に付けておかなければなりません。
これからのトレンドは「副業」より「複業」
複業という言葉をご存じでしょうか?
複業とは、文字通り複数の仕事を持つことです。
似た言葉で、メインの本業以外にサブで別の仕事をする「副業」がありますが、複業はどちらをメインと決めずにどれも本業とする考え方を指します。
複業の目的
副業は収入を増やすために本業以外に仕事をする事が多いのですが、複業の場合は自由な働き方を求めること、自分自身の経験やスキルアップのためといった理由であるケースが多いことが特徴です。
複業のメリット
新たな働き方のトレンドとして注目を集めている複業ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
収入を増やせる
どちらもメインとして仕事をしていくことで、軌道に乗れば本業を1本に絞るよりも収入を増やせる可能性があります。
仕事を失うリスクを分散できる
万が一、1つの仕事を何らかの理由で失ってしまったとしても、もう1つ仕事を持っているため、無職・無収入になってしまう事態を避けることができます。
幅広くスキルアップできる
複数の仕事を経験することで、さまざまなスキルを短期間のうちに習得し、幅広くスキルアップすることができます。
1つの仕事だけをしていた場合、なかなか経験できなかったり習得までに時間がかかったりしてしまうものが、複数の仕事を同時にこなすことで短期間のうちにスキルアップできる可能性があるからです。
複業をしていくにあたって必須スキルとなる同時に異なる仕事をこなせるスキルなどは、確実に身についていくでしょう。
このように、実際に複業をすることでさまざまなスキルを短期間で身に付けることができます。
複業のデメリット
複業はメリットだけではなく、当然デメリットもありますので、解説します。
負担や責任が増す
複数の仕事をこなすためにセルフマネジメントが必須になります。
正しい管理ができないと、時間的、体力的に大きな負担を抱えてしまいます。
また複数の仕事を同時に行うからといって、いい加減にこなすわけにはいきません。
どれもプロとしての仕事が求められますので、どの仕事も等しく責任をもって取り組む必要があります。
自由な時間が減る
どんなに効率よく仕事を進めていったとしても同時にこなしていくのですから、自分の時間というものはどうしても削らざるを得ません。
可能な限り、自分の時間を持つためには、仕事の効率化などに取り組むことが重要となります。
まとめ
本記事では、副業のトレンドや複業について解説してきました。
ポイントは
- 副業の理由は、給料が上がらない、老後への不安など
- 企業が副業を容認することで、優秀な人材の流出阻止につながる
- 副業のトレンドは、場所を選ばない、空いた時間でできる
- 「複業」の考え方は、どれも本業という意識で取り組むこと
- 「複業」をこなすために必要なのは、徹底的な自己管理
これまでの、本業1本で結果を残していく流れから、副業や複業などの新しい働き方がトレンドになっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
当記事を参考に、自分に合った働き方を見つけてみてください。