ハンドメイド副業の始め方!売れるものやポイント・注意点を解説

ハンドメイド副業の始め方!売れるものやポイント・注意点を解説 コラム

「大好きなハンドメイド、自分で使うだけじゃなくて自分の作品で収入を得たい!」と思っている人に向けて、本記事ではハンドメイド副業の始め方を解説します。

ハンドメイドで収入を得るためには、作りたいものを作るだけでなく、「売れるもの」を知っておく必要があるでしょう。

本記事を読めば、ハンドメイド副業で売れやすい商品ジャンルと成功させるコツがわかります!

ハンドメイドの副業で売れやすい商品ジャンルは?

せっかくハンドメイド副業を始めるなら、商品がたくさん売れて成功したいはずです。

そこで、ハンドメイド商品が人気で、売れやすい商品ジャンルを8個紹介します。

アクセサリー

ハンドメイド副業初心者におすすめなのがピアスやネックレスなどのアクセサリー制作です。

アクセサリー制作がハンドメイド初心者におすすめな理由は、以下の3つです。

  • 100均でも材料が手に入るため材料費が安い
  • 制作時間が短い
  • ミシンやオーブンなどの大きな設備が要らない

また、アクセサリーはいくつあっても困らないため、買う側も気軽に買え、売れやすい点も初心者に向いています。

スマホグッズ

スマホポシェットやスマホケースなどのスマホグッズもハンドメイド作品として人気です。

素材もレジン、布、革、なかには木でできたものなどあり、さまざまなバリエーションがある商品が作れます。

ハンドメイドサイトでは、数千円が相場になっています。

作りやすいため、量産すれば稼ぎやすいアイテムです。

ベビーグッズ

裁縫が得意な人ならば、ベビー服や子供服のハンドメイドにチャレンジしてみてはどうでしょうか。

服を作るのが難易度が高い人には、市販のベビーグッズには少ないナチュラルな色味のおむつポーチやスタイのセットも人気があり、たくさん出品されています。

ペットグッズ

裁縫上級者におすすめなのが、ペット服のハンドメイドです。

相場が数千円と単価が高い割には、使用する布が少なく、利益率が高いためです。

洋服以外のハンドメイドできるペットグッズには、オーダーで自分のペットの写真を利用した布小物やキーホルダーや首輪などがあります。

インテリアグッズ

手作りリースやクリスマス用のオーナメント、ドライフラワーなど、季節に合わせて飾るインテリアグッズも人気です。

インテリアグッズは定期的に入れ替えるものなので、ハンドメイドのおしゃれなグッズは売れやすい商品です。

ペーパーアイテム

手先が器用で工作が得意な人におすすめなハンドメイドが、ペーパークラフトや切り紙を利用したカードやリースなどのペーパーアイテムです。

立体的でデザイン性の高い作品であれば、高い値段を設定できます

イベントの飾りつけやアルバムクラフトに使えるようなペーパーアイテムも多数出品されています。

布小物

布小物は一度型紙を作れば量産しやすいため、ハンドメイドでの販売に向いています。

また、ティッシュカバーやエコバッグは複雑な工程がないため、気軽に作れるのも魅力です。

入園・入学シーズンには、ティッシュケースや巾着、バッグや防災頭巾カバーなどの通園通学グッズの需要が高くなります。

デザインが得意であれば、ぬいぐるみ作成もいいでしょう。

結婚式で使うウェルカムドールは、人気が高く、単価も高く販売できます。

食べ物・スイーツ

手芸より料理が好きな人におすすめのハンドメイドが食べ物やスイーツです。

一度に大量に作れるため、原価率が低めな点もメリットです。

ただしハンドメイドの食品を販売するためには、食品衛生責任者の資格と菓子製造業営業許可証の2つが必要になります。

食品衛生責任者は、3年以上の衛生管理業務従事経験がある場合には指定講習を受講すれば資格が取れます。

しかし、菓子製造業営業許可証は、厚生労働省で基準が厳しく決まっており、自宅のキッチンで作ったものは販売できません。

そのため、自宅にハンドメイド専用の設備を作るか、レンタルキッチンを借りることになります。

商品は、ケーキや缶入りクッキーなどが人気商品です。

アイシングクッキーは単価も高く、誕生日や卒園卒業などのイベントにまとめて売れやすいため、絵を描くのが好きな人であれば向いています。

ハンドメイド副業の始め方

ハンドメイド製品を販売して副業を始める方法について、3ステップで紹介します。

作成・販売する商品を決定する

「ハンドメイドアクセサリーを販売したい!」など、明確に売りたい商品のジャンルが決まっていなければ、最初に販売する商品のジャンルを決めます。

ジャンルは、あとから変えたり広げたりもできます。

まずは取り組みやすく、素材が安く仕入れやすいジャンルを決めるとよいでしょう。

ハンドメイドの販売サイトに登録する・出店申し込みをする

出品ジャンルが決まったら、ハンドメイドの販売サイトに登録します。

有名なハンドメイドサイトにはminneCreemaがあります。

販売手数料もサイトによって違うため、メインとなるサイトを比較検討して決めましょう

ショップの名前やコンセプトの決定も必要です。

商品を販売する

販売する商品と商品が売れた場合の梱包材が準備できたら、実際に商品を出品します。

特にアクセサリーの場合は、台紙のデザインも商品を魅力的に見せるために重要な役割を果たします。

また、商品写真の撮り方も重要です。

ハンドメイド副業を成功させるコツ

オンラインでは、売り手とお客様、お互いの顔が見えません。

オンラインでのハンドメイド副業を成功させるコツについて、ひとつひとつ見ていきましょう。

オリジナリティや質が高い作品作りを心がける

ハンドメイドサイトには、自分と同ジャンルの作品を出している人がたくさんいます。

ハンドメイド品は作り手の持ち味が魅力です。

したがって、オリジナルのデザインやメッセージを作品で表現し、オリジナリティのある商品作りを心がけましょう。

また、ライバルたちに質で負けないためにも、定期的に技術を上げたり、新しいデザインを取り入れたりとスキルの向上も心がけましょう

作品の材料費・人件費に見合った値段設定にする

「なかなか売れない」
「値段が高かったのかも」

特に販売を始めたばかりのとき、いつまでも売れないかもしれないと不安になり、値段を下げすぎてしまう場合があります。

しかし、値段を下げすぎると利益が出ないばかりか、相場より安すぎると逆に売れにくくなる可能性があります。

マーケティングで有名な「松竹梅の法則」ではないですが、多くの人は高すぎる商品と同様に安すぎる商品も怪しんで選ばない傾向があります。

さらに、一度値段を下げると上げにくくなるデメリットもあります。

材料費や作業時間に見合った価格で販売しましょう。

SNSなどを利用して宣伝する

InstagramやX(Twitter)をはじめとするSNSは画像が目立ちやすく、ハンドメイドと親和性が高いプラットフォームです。

フォロワーを増やしていけば、ファンが増えてリピーター獲得につながる可能性もあります。

商品説明はしっかりとおこなう

フリマアプリなどでもそうですが、インターネット上の商品画像を見て「裏がどうなっているか知りたいのに写真がない」や「情報が少なくて判断がつかない」と購入を諦めたときがあるでしょう。

作った本人は商品をよくわかっていても、お客様にはわかりません。

詳細な使い方や細部の写真など、丁寧な商品説明は購入のあと押しになるだけでなく、「作品の仕上がりも丁寧そう」とプラスの印象も与えられます

お客様の要望やニーズに応える

お客様からの質問や要望にはできるだけ早く応えましょう。

しかし、要望が難しいときには無理に引き受けずにはっきり断るか、譲歩できるラインを提示しましょう。

ショップの改善点の把握や新規商品展開のアイデアにもつながるため、お客さまからの要望は大切です。

競合ショップの分析をする

制作に余裕があるときには、同じジャンルのショップを調査し、人気の商品や傾向を把握するのも重要です。

競合ショップの商品を見て、取り入れられそうなものや自分の商品の強みを見つけられる可能性もあります。

初めは売れなくてもコツコツ続ける

始めたばかりで固定ファンがいない状態のハンドメイド販売では、売れるまでに時間がかかるかもしれません。

しかし、SNSでの発信や出品を続けていくうちに、いつかは誰かの目に留まるときが来ます。

一度売れれば、少しずつほかのお客様やリピーターも付いてくるでしょう。

売れるまでコツコツ継続できるかどうかも成功の分かれ目です。

ハンドメイド副業の注意点

最後に、ハンドメイド副業を始めるにあたって、3つの注意点について解説します。

本業で副業がOKか就業規則を確認する

国は副業を推進する方針に変わっています。

また、法律においても会社は基本的に副業禁止にはできません。

さらに、「趣味の延長」に近いハンドメイド販売は、就業規則には引っかかりにくいでしょう。

しかし、会社が副業を制限していい条件の一つに「本業に支障が出る場合」があります。

副業に熱中しすぎて勤務がおろそかになる場合は、処分の対象となる可能性も考えられます。

社内でのトラブルを避けるためにも、事前に就業規則を確認しておきましょう。

また、副業が禁止でない場合でも、副業について周りに公言しない方がよいでしょう。

所得が年間20万円を超えたら確定申告をする

ハンドメイド販売が軌道に乗って、年間の所得が20万円を超えたら確定申告が必要です。

ただし、確定申告が必要なのは「所得」が20万円を超えた場合です。

ハンドメイド副業の場合、材料費や発送料、販売サイトに支払っている手数料などは経費になります。

かかった分の経費を売上額から引いた所得が20万円を超えているかで判断します。

また、申告が必要な場合でも、経費を引いて申告をしないと損をしてしまうため注意が必要です。

知的財産権の侵害に注意する

フリマアプリなどで、「○○(ブランド)風」と書かれた商品名をときどき見かけます。

実は、タイトルや商品名に使用していないブランド名やキャラクター名を記載すると、知的財産権(著作権)の侵害になります。

また、ほかのハンドメイド作家さんの作品を真似すると、もちろん著作権違反ですが、ハンドメイド本の作品をそのまま真似して作って販売しても、著作権違反になるので注意しましょう。

公開されていても、型紙やレシピは作った人に著作権があります。

知らずに著作権違反で販売停止とならないように気を付けましょう。

まとめ

  • ハンドメイド副業初心者におすすめな売れやすい商品ジャンルは、アクセサリー
  • ハンドメイド販売サイトにも特徴や手数料の違いがあるので比較して決める
  • 食べ物やスイーツのハンドメイドも人気のジャンルだが、作った食品を販売するには食品衛生責任者の資格と営業許可が必要
  • ハンドメイド副業でやりがちな「不安で値段下げすぎ」と「売れなくてすぐ諦める」の2つは避ける
  • ハンドメイド副業は、知的財産権の侵害に注意が必要

ハンドメイドは、自分がいいと思ったものがお客様にも気に入ってもらえて収入になる、とても夢のある副業です。

始めやすいハンドメイドでショップ運営のコツをつかみ、多くのお客様に自分の商品を届けましょう!

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