楽天銀行は、個人事業主向けに「個人ビジネス口座」を提供しています。
個人ビジネス口座には屋号をつけることが可能で、ビジネスに役立つサービスも低価格で利用することができます。
本記事では、楽天銀行個人ビジネス口座の開設条件や必要書類、口座開設の手順などを詳しく紹介します。
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楽天銀行個人ビジネス口座とは
楽天銀行の個人ビジネス口座は、個人事業主向けの銀行口座です。
屋号を付けられる、ビジネスに役立つサービスを無料や低価格で利用できる、決済手数料が安く設定されているといったメリットがあります。
口座を開設できるのは、楽天銀行に個人口座を持っている個人事業主です。
口座開設にあたっては、個人口座の管理画面から申し込みをして、必要書類を郵送する必要があります。
楽天銀行の個人ビジネス口座は、比較的簡単な手続きで開設できる、個人事業主にとって便利な銀行口座です。
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個人事業主が楽天銀行個人ビジネス口座を利用するメリット
楽天銀行の個人ビジネス口座には、個人事業主にとって魅力的なメリットがあります。
屋号を付けられること、ビジネスに役立つサービスを無料や低価格で利用できること、決済手数料が安いことなどです。
屋号を付けられる
楽天銀行の個人ビジネス口座は、屋号と氏名を合わせた名義で開設することができます。
口座名義に屋号を付けることで、個人事業主としてのビジネス活動がよりプロフェッショナルなものになります。
振込先を伝える取引先には、真剣に事業に取り組んでいる姿勢が伝わりやすく、信頼を得やすくなります。
また、屋号付き口座で事業の入出金を管理すると、税務署にも公私を分けている姿勢を伝えやすくなります。
このようなメリットのある屋号付き口座を、比較的手軽な手続きで開設できるのが、楽天銀行の個人ビジネス口座です。
ビジネスに役立つサービスを無料や低価格で利用できる
楽天銀行個人ビジネス口座を開設すると、以下のようなサービスを無料や低価格で利用することができます。
- インターネットバンキングの利用
- 登録した30件までの口座への一括総合振込
- 楽天銀行間の決済が簡単になる「楽天銀行かんたん決済サービス」
- Eメールアドレスと口座名義があれば振込ができる「かんたん振込(メルマネ)」
- 資産運用のための「個人ビジネス口座定期預金」
- 海外からの送金や、国内からの外貨建て送金など、各種海外送金
こうしたサービスを活用することで、個人事業主のビジネスの効率化やコスト削減を実現することができます。
また、個人ビジネス口座を開設するために個人名義口座も開設しなくてはならないため、楽天銀行の個人向けサービスも個人として利用可能です。
(参考:楽天銀行|個人ビジネス口座開設申込)
決済手数料が安い
楽天銀行の個人ビジネス口座を利用するメリットには、決済手数料が安いということも挙げられます。
個人ビジネス口座を開設すると、楽天市場をはじめとする様々なECサイトでの決済手数料が割引となるサービスを受けられます。
また、口座維持手数料も無料で、振込手数料も他行に比べて安く設定されています。
さらに、店舗などの支払い方法に楽天ペイを利用して、手数料の負担を減らすこともできます。
楽天銀行の個人ビジネス口座を利用することで、さまざまな決済手数料を安く抑えることができます。
楽天銀行個人ビジネス口座の開設条件
楽天銀行個人ビジネス口座の開設には、以下のような条件があります。
- 楽天銀行の個人口座を既に持っていること(持っていない場合はまず個人口座を開設、簡単な審査がある)
- 満18歳以上であること(身分証明書が必要)
- 個人でビジネスを営んでいること(事業を証明する書類が必要)
- 事業目的で利用すること(個人目的ではないこと)
- 事業の種類が法律で禁止されていないこと
なお、口座名義として認められるのは、「氏名のみ」「氏名+屋号」「屋号+氏名」の3パターンです。
屋号のみの名義や、屋号の一部のみの名義では、開設することができません。
(参考:楽天銀行|個人ビジネス口座を開設できる方)
個人事業主が楽天銀行個人ビジネス口座を開設するための必要書類
楽天銀行の個人ビジネス口座開設に必要な書類は、以下の通りです。
- 事業内容を確認する資料(個人事業開業届の控え、個人事業開始申告書の控え、その他必要な場合に依頼される追加資料など)
- 身分証明書(個人口座開設に必要)
また、以下の条件を満たすことが必要です。
- 個人事業主として法人格を有しないこと
- 事業所在地が日本国内にあること
- 日本国籍または在留資格を有していること
最初に個人口座を開設する場合には、まずスマートフォンアプリや郵送にて身分証明書を提示する必要があります。
その後、個人ビジネス口座を開設する際に必要となる書類は、Web申込後に届く返信用封筒に入れて送付します。
口座名義に屋号をつけたい場合は、屋号を記載した開業届の押印済み控えや、確定申告書類の控えを用意しておきましょう。
なお、口座開設申込から180日以内に書類が到着しない場合は、申込を取り消される場合があります。
必要な書類は用意をしておき、早めに郵送するようにしましょう。
(参考:楽天銀行|口座開設の流れ)
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個人事業主が楽天銀行個人ビジネス口座を開設する手順
口座開設の申込をする
楽天銀行の個人ビジネス口座を開設するためには、個人口座が開設されている必要があります。
個人口座のサービス画面から、個人ビジネス口座の開設申込に進みます。
手順に従って手続きを完了させると、ビジネス口座開設の申込受付の確認メールが、個人口座の通知メールアドレス宛に届きます。
ビジネス口座の申込をする前に、個人口座に登録してあるメールアドレスを確認しておきましょう。
返信用封筒を受け取る
その後、楽天銀行から「事業内容を確認する資料」を送付するための返信用封筒が届きます。
この封筒に必要書類を入れて返送することにより、口座開設の手続きを進めることができます。
必要書類を送付する
返信封筒に入れる事業内容を確認する資料は、以下のいずれか1つがあれば大丈夫です。
- 個人事業開業届(受付印のあるもの)のコピー1部
- 個人事業開始申告書(受付印のあるもの)のコピー1部
送付先の住所や詳細な送付方法については楽天銀行のホームページを確認してください。
特に、屋号付き口座を希望する場合で、上記の資料に屋号が記載されていない場合には、どのような追加資料があればよいか確認しておきましょう。
なお、書類の到着が180日以内に確認できない場合は、申込が取り消されることがあります。
封筒が届いたら、すぐに書類を入れて返送するようにしましょう。
口座開設の準備が完了する
楽天銀行が必要書類を受け取り、審査が完了すると、口座開設の準備が整います。
口座開設が完了すると、個人口座の通知メールアドレスに口座開設完了の連絡が届きます。
また、その2営業日後に、個人ビジネス口座用のセキュリティカードが登録住所に発送されます。
届いたセキュリティカードは大切に保管しておきましょう。
口座情報を確認する
口座開設完了後、楽天銀行の個人口座にログインをして、個人ビジネス口座の支店番号、口座番号、仮パスワードの確認をします。
パスワードや暗証番号などを設定する
確認した個人ビジネス口座の初期ユーザID、仮パスワードを入力して、個人ビジネス口座にログインをします。
個人口座とは異なる口座へのログインとなりますので、注意しましょう。
ログイン後、初期画面に従って、ユーザID、ログインパスワード、暗証番号、ワンタイムキー認証に利用するメールアドレス、愛言葉などを設定します。
利用を開始する
全ての手続きが完了すると、楽天銀行の個人ビジネス口座が利用できるようになります。
ネットバンキングでいつでもどこでも残高照会や入出金、振込などの取引が可能で、ビジネス口座から引き落とすためのクレジットカードやビジネスデビットカードの発行も可能です。
また、各種取引で「楽天ポイント」を貯めることもできます。
楽天銀行のアプリをインストールすれば、スマートフォンでも取引が可能で、さらに便利になります。
楽天銀行のサービスを利用して、個人事業主のビジネスを効率的かつスムーズに進めましょう。
まとめ
- 楽天銀行は個人事業主向けに、個人ビジネス口座を提供している。
- 楽天銀行の個人ビジネス口座には、屋号の登録や決済手数料割引などのメリットがある。
- 個人ビジネス口座を開設するためには、個人口座を開設しなければならない。その他にも、事業を証明する書類の提出などが必要である。
- 口座開設後は、口座情報の設定を完了すれば、ネットバンキングなどのサービスを利用できる。
- 楽天銀行の個人ビジネス口座は、個人事業主のビジネスを効率化し、コスト削減につながる。
この記事では、個人事業主が楽天銀行の個人ビジネス口座を開設する手順や、そのメリットについて解説しました。
楽天銀行個人ビジネス口座は、屋号を付けたり、ビジネスに役立つサービスを無料や低価格で利用できるなどのメリットがあります。
また、決済手数料が安く抑えられるため、費用削減にもつながります。
個人事業主の方は、この記事を参考にして、楽天銀行個人ビジネス口座の開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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