副業が一般的になっている現代社会において、イラストレーターの副業に興味がある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、イラストレーターの副業としておすすめのものを紹介します。
また、副業が会社にバレては困る!という人に向けて、バレないようにする注意点もあわせてお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。
イラストレーターの副業おすすめ10選
まずはイラストレーターの副業としておすすめの仕事10選を紹介します。
アイコン作成
1つ目のおすすめはアイコン作成です。
アイコン作成の仕事は、プロジェクトのマークや、SNSアイコン、企業のホームページ用のアイコンなどとさまざまです。
アイコン作成の仕事を受けるためには、どんなアイコンを作成できるのか実績を作ることが重要になります。
それぞれの仕事により単価も異なりますが、InstagramやYoutubeなどで使うアイコンの作成では5,000〜10,000円が一般的です。
基本的にアイコンは連続で作成する必要もないため、単発での仕事となることが多いですが、顧客に満足してもらえるクオリティのアイコンが作成できれば、定期的に仕事をもらえる可能性もあります。
しかし、仕事を受けるには、過去に作成したアイコンなどの実績の提示を求められ、スキルが認められた場合に仕事を発注してもらえるため、ある程度のスキルや経験が必要です。
ロゴ作成
2つ目のおすすめはロゴ作成です。
具体的には、商品やサービスのロゴ、会社やブランド、市町村のロゴなどがあります。
ロゴ作成でも仕事を受けるためには、どんなロゴを作成できるのか実績を作ることが重要になります。
こちらも、デザインが指定されているものを描き起こすだけの仕事もあれば、デザイン作成から依頼される仕事もあるため、仕事により単価が異なります。
ロゴの用途によっても単価が左右しますが、デザインの作成から行う場合であれば10,000〜50,000円、デザインが決まっており描き起こすだけの場合であれば5,000円程度が一般的です。
デザインから作成する場合は、上記のアイコン作成と同様に、これまで作成したロゴなどの実績提示を求められることがあるため、ある程度の実績やスキルが必要になります。
バナー作成
3つ目のおすすめはバナー作成です。
バナーには「旗」の意味があり、インターネット上ではWebサイトをアピールするための看板の役割をしています。
Webサイトを開いていると、リンクが貼り付けられている横長の画像が表示された経験があるかと思いますが、これがバナーです。
単価としては2,500〜10,000円程度が一般的です。
バナーには画像のサイズや画質に制限があるため、慣れてくると1時間ほどで作れるようになります。
ちょっとした隙間時間に副業をしたいという人にはおすすめの仕事ですね。
YouTubeの挿絵作成
4つ目のYoutubeの挿絵作成です。
Youtube挿絵作成は、Youtubeに挿入されるイラストを作成することで報酬を得ることができます。
報酬単価はイラスト作成者の技術に大きく左右されます。
LPのイラスト作成
5つ目のおすすめはLP作成です。
LPとは「ランディングページ」の略で、Web広告や検索エンジンを通してユーザーが最初にアクセスするページのことを指します。
単価は数万円〜数十万円が一般的で他の仕事と比べると高めですが、単にイラストが描けるというだけではなく、Webデザインのスキルも必要なので、難易度も高いと言えるでしょう。
グッズの作成販売
6つ目のおすすめはグッズの作成販売です。
グッズの作成販売は、依頼を受けたイラストを使ったグッズを作成し、販売することで収益を得られます。
顧客目線でグッズ作成することが稼ぐためのポイントです。
単価はグッズにより左右しますが、複数のグッズを作成し、1つの単価が少額でも継続して販売することで報酬アップが期待できます。
無料素材サイトの運営
7つ目のおすすめは無料素材サイトの運営です。
無料素材サイトとは、イラストや絵などの素材を作成した著作権者が許した範囲内であれば誰でも好きなように利用できるサイトのことです。
サイトに需要があるイラストを導入し、サイトを訪問するユーザーを集めて価値を上げることで、サイト上に掲載した広告やバナーにより収益が発生する仕組みです。
有料素材を販売
8つ目のおすすめは有料素材の販売です。
先ほど紹介した「無料素材サイト」とは異なり、有料でイラストや絵を販売することで収益が得られます。
無料と違い、顧客はお金を払って利用するため、顧客に価値を感じさせることが稼ぎぐためのポイントです。
有料素材の販売では、依頼を受けてイラストや絵を作成し販売する方法や、Web上でダウンロードできる素材として販売する方法などがあります。
イラストの描き方講師
9つ目のおすすめはイラストの描き方講師です。
仕事を獲得する方法やグッズの作成方法、イラストの描き方を指導することで収益を得られます。
しかし、当然のことですがイラストの描き方を人に指導するためには、それだけの知識や経験、スキルが必要です。
イラスト紹介のブログ運営
最後のおすすめはイラスト紹介のブログ運営です。
顧客が求めるイラストを紹介し購入してもらうことで、仲介手数料が発生しそれが利益になります。
ブログ運営のスキルはもちろん、どうすればイラストが購入されるか考え、マーケティング戦略を立てて実行するスキルが必要です。
会社員がイラストレーターの副業をしたらバレる?注意点は
会社員の方がイラストレーターの副業をする場合、会社にバレないようにするためには以下の4点に注意が必要です。
副業OKかを確認しておく
そもそも会社が副業することを認めていればバレることを気にする必要はありません。
事前に会社の就業規則を確認し、副業がOKかどうかを確認しておきましょう。
確認後、もし会社が副業を認めていない場合は、確定申告の際に住民税で「普通徴収」を選ぶ必要があります。
ここで住民税を「特別徴収」にしてしまうと、副業の収入分、住民税で納める金額が高くなります。
会社の収入分に発生する住民税と金額が合わなくなり副業がバレてしまう可能性があるため、副業分の収入にかかる住民税は、必ず「普通徴収」にすることが重要です。
SNSでバレないように注意
SNSで副業に関する発信をしてしまうと、周囲の人に身バレしてしまう可能性があります。
そのため、SNSを利用する際には、必ず本名や本職と関係があるアカウントにならないよう注意しましょう。
人に話さない
人に副業していることを話すことで、話した人や周囲にいた人から話が漏れて副業がバレてしまう可能性があります。
そのため、副業がバレたくない場合は、可能な限り周囲の人には話さないようにしましょう。
本業に支障が出ないよう調整する
副業に取り組む上では、本業に支障が出ないようにすることが重要です。
副業に真剣に取り組むのは素晴らしいことです。
が、そのせいで本業の仕事の質が低下したり寝不足により遅刻などの支障が発生したりしてしまうと、本業以外にも何かしているのではないかと疑われてしまう可能性があります。
イラストレーターの副業をしたら確定申告は必要?
ここからは、イラストレーターの副業では確定申告が必要かどうかについて解説します。
確定申告は必要
副業で20万円以上の所得がある場合は、確定申告が必要です。
副業収入があるのに確定申告をせず納税しなかった場合、無申告加算税や延滞税などを追加で納税するよう求められ、最悪の場合、脱税の罪に問われてしまう可能性があります。
また、先ほど解説したように、住民税は確定申告で普通徴収を選択し納税しなければ、会社にバレる可能性も高くなります。
知らずに脱税になってしまわないよう、また会社にバレる危険性を減らすためにも確定申告はしっかりと行いましょう。
売上が発生したら収入の管理をしておく
上述した通り、副業所得が20万円以上ある場合は確定申告が必要です。
申告の際に正しい売上金額がすぐにわかるよう、売上が発生したら案件の詳細と金額をきちんと管理しておきましょう。
イラストレーターの副業を始めるときのポイント
イラストレーターの副業を始める際には、以下の4つのポイントを念頭に置いておきましょう。
最初は単価が安い
イラストレーターの副業は、初期のうちは実績もなく、単価が安くなりがちです。
実績を積んだり、依頼主にスキルを認めてもらったりすることで単価が上がりますので、根気強く継続するようにしましょう。
著作権侵害に注意
イラストレーターの副業において大切なポイントは著作権を侵害しないよう注意することです。
自分が著作権を侵害しているつもりがなくても、イラストが真似していると思われた場合、著作物を利用したと疑われ著作権侵害となってしまう可能性があります。
そのため、イラスト作成時にはイラストが著作権のあるイラストの真似をしたと疑われないよう注意しましょう。
透かしを入れて無断利用を防ぐ
イラストをWebサイトなどに掲載した場合、無断で保存され利用されてしまう可能性があります。
そのような事態を防ぐためにもイラストに透かしを入れ、無断で利用できないよう工夫をしましょう。
スケジュールを守る
どんな仕事においてもですが、スケジュールは絶対に守りましょう。
納期に間に合わなければ信頼度が下がり、仕事を依頼してもらえないといった事態に繋がってしまうこともあり得ます。
とくにフリーランスにおいては信頼関係が大切なので、必ず納期を守るようにしましょう。
まとめ
- イラストレーターの副業では、アイコン作成やイラスト紹介のブログ運営がおすすめ
- 会社に副業がバレたくない場合は、SNSでの発信や人に話さないなど工夫が必要
- 副業所得が年間20万円以上ある場合は確定申告が必要
- 副業の年間売上を管理することで確定申告の際に役立つ
- イラストレーターの副業を始める際には、著作権侵害や無断利用に注意する
会社が副業禁止でありバレたくない場合には、SNSで本名が特定されないよう注意したり、人に話さない、本業に支障をきたさない程度で副業に取り組むといった工夫が大切です。
副業の年間所得が20万円を超えると確定申告する必要があります。
また、イラストレーターの副業を始める際には、著作権侵害や自分の作成したイラストが無断で利用されないよう透かしを入れるといった工夫をすることが大切です。