副業が当たり前になりつつある現代社会において、これから副業をしようと検討している人も多いのではないでしょうか。
副業にチャレンジするのはいいですが、人によっては合わないタイプの副業もあります。
この記事では、タイプごとにおすすめできない副業や自分に合った副業の選び方について解説します。
どんな副業をしようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
副業をおすすめしない人とは?
そもそも副業が向いていない人というのも実はいます。
まずは副業をおすすめしない人の特徴について解説します。
時間がない人
普段から時間に余裕がない人の場合、副業に取り組むことはおすすめできません。
副業に取り組むことで現時点でも少ない自由時間がなくなってしまったり、睡眠時間が減り本業に影響を及ぼしてしまったりする可能性があるからです。
そうなると継続的に続けることが難しく、副業がストレスとなってしまう可能性があります。
収入を増やしたくても今は時間に余裕がないなら、生活リズムを見直したり転職をしたりといった選択肢を考えてみましょう。
情報収集が得意でない人
副業は、会社とは異なり待っているだけで仕事を振ってもらえるわけではありません。
自分自身で能動的に仕事を見つけ取り組むものがほとんどです。
つまり、自分で情報収集ができない人は副業には不向きであると言えるでしょう。
おすすめしない副業とは?タイプ別5種類
数ある副業の中でも、人によっては合わないものも多いです。
色々な観点からおすすめしない副業をタイプ別に5種類紹介します。
リスクが高い副業
仮想通貨やFXなど、一度失敗してしまうことで大きく資産を失い、再挑戦できなくなってしまうような副業はおすすめできません。
元々そういった投資などに十分な知識があるなら別ですが、そうでなければ失敗したときのリスクが高すぎます。
副業で初めから思うように稼げる人はほとんどおらず、経験を積み重ねることで稼げるようになる人が多いため、一度の失敗で再挑戦できなくなってしまうような副業は避けるようにしましょう。
スキルがアップしない
ポイントサイトやアンケートモニターなど、誰でも簡単に取り組める副業は、将来につながりにくいためあまりおすすめできません。
副業では、スキルアップと共に単価が上昇するものも多くあります。
一方で、スキルアップしない副業に取り組んでしまうと、単価アップも見込めず、時給も一定のままのため稼げる金額も変わりません。
また、転職や起業に繋げるといったことも難しいので将来的なことを考えて副業を選ぶなら、スキルアップが見込めるような仕事を選ぶのがいいでしょう。
プライベートに影響が出る副業
プライベートに影響が出てしまうような副業もおすすめできません。
例えば、転売などの副業であれば、仕入れた商品を自宅に保管することがあるでしょう。
そうなるとプライベート空間を圧迫しますし、リラックスできるとは言い難い環境になる恐れがあります。
また、長時間拘束されるような副業であれば、自由時間も少なくなってしまい、その割に収入が期待できなければストレスが溜まります。
あくまで副業であることを意識して、プライベートを多く奪われないような仕事を選ぶべきでしょう。
会社にバレる副業
SNSを利用したバイトや、大きく収入が増える可能性があるアフィリエイトは、身バレの危険や、会社にバレてしまう可能性があるため、おすすめできません。
副業を禁止している会社に勤めている場合、副業が会社にバレると懲罰の対象となる恐れがあります。
副業を選ぶときは会社の就業規則をしっかりと確認した上で始めるようにしましょう。
単価が安すぎる副業
労力に対して単価が安い副業は、効率が悪く、続けるモチベーションを維持するのも難しいため、おすすめできません、
副業で稼ぐためには継続し取り組む必要があるため、自分のモチベーション維持や、時間を無駄にしないためにも、単価が安すぎる副業は避けるようにしましょう。
自分に合った副業の選び方
では、自分に合った副業を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
以下に副業を選ぶ際に意識するべき3つのポイントを紹介します。
副業の目的を明確にする
1つ目に意識することは、副業の目的を明確にすることです。
自分が月にどのくらい稼ぎたいのかにより、選ぶ副業が変わってきます。
しっかりと自分が稼ぎたい金額を達成するためには、自分が月にどの程度副業に費やせるのか、その時間で達成するにはどのくらいの単価の副業に取り組む必要があるのかを把握しましょう。
自分の趣味やスキルを活かせるものを選ぶ
2つ目に意識することは、自分の趣味やスキルを活かせるものを選ぶことです。
副業で稼ぐためには、継続して取り組むことがポイントになります。
そのため、自分の趣味を活かせる副業に取り組んだり、すでにあるスキルを活用して、より高単価な副業に取り組んだりすることで継続するハードルを下げることがおすすめです。
長く続けられるものを選ぶ
3つ目に意識することは、長く続けられるものを選ぶことです。
上記でも解説したように、副業で稼ぐためには継続することが重要になります。
自分の趣味を活かした副業を選んだりスキマ時間に取り組んだり、自分のライフスタイルに合った副業を選んだりすることが大切です。
副業を始めるときの注意点
副業を始めるときの注意点には、以下4つがあります。
就業規則を確認
1つ目の注意点は、勤めている会社の就業規則を確認することです。
会社によっては、就業規則で副業を禁止している場合があります。
会社が副業を禁止しているにもかかわらず、副業を行いバレてしまうと、人事評価や人間環境に影響を及ぼし、本業に支障をきたしてしまう可能性が高いです。
そのような事態にならないためにも、副業に取り組む前に、必ず勤務先の就業規則を確認するようにしましょう。
年収20万円以上なら確定申告
2つ目の注意点は確定申告が必要な場合があることです。
副業の年間所得が20万円を超えると、副業所得分の所得税を納税するために確定申告しなければなりません。
もし確定申告を行わないと、「加算税」や「無申告加算税」といった罰則を課せられてしまう可能性があり、場合によっては「ほ税(脱税)」と判断されてしまう可能性もあるため、副業の年間所得が20万円を超える場合は、確定申告を必ず行うようにしましょう。
詐欺案件に注意
3つ目の注意点は、詐欺案件に注意することです。
近年では、副業に取り組む人が増加する中、副業をうたい文句とした詐欺案件も増加しています。
「1日5分で〇万円」や、「何もしなくても〇万円稼げる」といった明らかに怪しい案件が多く存在していますが、このような案件は詐欺である可能性が高いです。
このような短時間で高金額が稼げそうな明らかに怪しい副業案件に応募してしまうと、多額の金額を請求されたり、個人情報を抜かれてしまったりといったトラブルに発展する可能性もあるため、だまされないように注意しましょう。
プライベートとの両立
4つ目の注意点は、プライベートとの両立です。
真剣に副業に取り組むのは良いことですが、プライベートの時間を完全になくしてしまうことはおすすめできません。
プライベートの時間が無くなりストレスが溜まることで体調を崩したり、本業に支障をきたしたりてしまったりしては元も子もありません。
繰り返しになりますが、副業で稼ぐためには継続することが重要になりますので、無理なくプライベートとバランスを保ちながら取り組むようにしましょう。
まとめ
- 時間がない人、情報収集が苦手な人には、副業はおすすめできない
- 一度の失敗で再挑戦できなくなってしまう、ハイリスクな副業はおすすめできない
- 自分に合った副業を選ぶためには、趣味やスキルを活かせる副業を選択する
- 副業を始める際は目的を明確にし、プライベートとの時間を上手く両立できるものを選ぶ
副業は、収入の安定やスキルアップという観点ではとても効果的です。
が、自分の生活リズムや目的に合わないものを選んでしまうと、ストレスが溜まり、稼ぐどころか継続することすら難しくなってしまいます。
副業をする目的をしっかりと明確にしたうえで無理のない範囲で取り組めるものを選び、本業と副業、さらにはプライベートをバランスよく両立できるようにしましょう。