「今の仕事を辞めたいけれど、いきなり独立はリスク高すぎるから、副業で始めて軌道に乗ったら独立したい」
こう考えている人は多いのではないでしょうか?
副業から独立することは可能です!
しかし、いざ副業を始めてみると、副業だからこそ起こる問題に気が付く場合があります。
例えば、「軌道に乗ったら独立」の「軌道に乗ったタイミング」がいつなのか、案外悩むものです。
この記事では副業から独立を目指す人に向けて、メリット・デメリットや独立しやすい副業、独立するタイミングについて解説します!
将来独立できる副業おすすめ5選
まずは、将来の独立につながりやすく、かつ、隙間時間に1人でできて副業にしやすい、5つの仕事について紹介します。
アフィリエイト
アフィリエイトは自分のブログやSNSで商品を紹介し、紹介料を得る副業です。
アフィリエイトのよい点は、成功すれば継続的に収入が得られることです。
自分の空いている時間にアフィリエイト記事を投稿しておけば、本業の時間中でも記事から申し込みが入り利益が出ます。
収入につながるような案件を探すことは大変ですが、「作業をしていない時間にも収入が入る」という点は副業としては理想的ではないでしょうか。
動画編集
動画編集も、需要が高いため人気のある副業です。
自宅ででき、作業に慣れれば短い時間で終わらせられるため、副業として始めやすい点も魅力のひとつです。
また、編集作業を受注しながら自分のスキルアップにもつながるため、将来の独立に向けた副業に適しています。
Webマーケター
Webマーケターは企業のWebサイトやSNSの集客戦略のアドバイスを行う仕事です。
具体的にはGoogleなどの検索エンジンで上位に上げるための、SEO対策やリスティング広告(検索結果の上部に載せる広告)などの施策を行います。
SNSを用いた集客やコンテンツの企画もWebマーケターの仕事の一環です。
副業としてだけではなく、軌道に乗ったらマーケティング業界への転職の可能性もある仕事です。
ネットショップ運営
ネットショップ運営は、自分なりのセンスやアイデアを生かして商品の企画・販売を行います。
さらに、商品を仕入れて売るだけでなく、ハンドメイドで自分のオリジナル作品も販売できます。
顧客との直接的なやりとりを通じて、自分のショップや作品の熱狂的なファンを獲得できれば、継続的な収入につながります。
Webライター
Webライターは、文章力を生かして、企業や個人のウェブサイトやブログ・広告・商品の説明文などを書き上げます。
Webライターが副業に適している点は、会社での休憩時間や通勤中などのスキマ時間でも、スマートフォンを使って作業ができることです。
また、本業の繁忙期には受注を減らすなど、仕事量がある程度調節できることも副業に適している点です。
スキルの向上により仕事や収入が増えて、副業から独立開業するWebライターも多いです。
独立するために副業から始めるメリット
最初から独立する前に、副業から始めるメリットは以下の3つです。
収入が安定している
最初から独立することをためらう一番の理由は、「収入が充分に得られるかわからない」という点ではないでしょうか?
副業から始める最大のメリットは、本業の収入がある状態で始められる点です。
本業分の収入が確保されているため、勉強しながら少しずつ仕事を拡大できます。
社会保険料の負担が少ない
個人事業主として完全に独立してしまうと、厚生年金に入れず国民年金に入ることになります。
今まで会社が折半で支払ってくれていた保険料を全て自分で負担することになるため、社会保険料の負担額が上がります。
しかし、副業から始めれば、本業での社会保険料を支払うだけで済みます。
これにより、経済的な負担を減らせる点もメリットです。
スキルがアップする
副業を通じてスキルアップできることもメリットです。
副業で得たスキルは、そのまま独立後のビジネスに生かせるだけではありません。
副業によっては、今までのスキルとの掛け合わせで、本業でできる業務の幅が広がるかもしれません。
もちろん、スキルアップによって高単価な仕事が得られるようになれば、収入も上がります。
独立するために副業から始めるデメリット
副業から始めることがいいことばかりとは限りません。
具体的には以下のようなデメリットが考えられます。
両立する負担が大きい
副業が順調で仕事量が多くなった場合に、両方の仕事をバランスよくこなそうとすると時間や精神的な負担がかかります。
そうなると、「なんでここまでして副業をしないといけないのか」とモチベーションの低下につながる可能性があります。
また、睡眠や休養が不十分になった結果、体調を崩し、どちらの仕事も不十分になり共倒れになる、ということは避けなければなりません。
そのため、副業をする際には、体調管理と本業に支障が出るほど仕事を受けすぎない点に注意が必要です。
独立を先延ばしにしてしまう可能性
副業が安定すると、全体の収入が増えるため「独立はもう少し先でいいか」などと先延ばしにしてしまう可能性があります。
逆に、収入が増えず独立の目途が立ちにくい点も、独立が先延ばしになる原因の一つです。
また、副業であるために思うように作業時間を取れないジレンマも出てくるでしょう。
就業規則に反する可能性
副業を始める前に、本業の就業規則に反する可能性がないか確認しておきましょう。
例えば、本業の契約で「同業他社での副業は禁止」などと規定されている場合があります。
ほかにも、病気や出産での休職中に、給与をもらいながら副業を行うといったケースは社内的に問題となるため違反になる可能性があります。
副業から独立を考えるタイミング
副業を始めた後に、悩むことが独立のタイミングです。
独立が不安でチャンスを逃す、あるいは逆に焦って独立したために時期が早すぎて後悔……。
こういった事態はなるべく避けたいですよね。
副業から独立を考えるタイミングは人それぞれですが、以下のようなポイントを参考にするとよいでしょう。
副業収入が本業を上回ったとき
独立のタイミングとして一番わかりやすい点は、「副業収入が本業を上回ったとき」でしょう。
副業だけで本業の収入を上回れば、副業での事業に注力することで、より多くの収入を得られる可能性が高いためです。
収益がある程度安定してきたとき
とはいえ、本業以上に副業に時間を割くことは難しく、本業の収入を超えるためには時間がかかるでしょう。
独立するもう一つの目安は、「収益がある程度安定してきたとき」です。
安定した収益が見込めるようになってくれば、売り上げの見込みも立つため、独立しても大丈夫か判断できるでしょう。
このタイミングであれば、収益が目標に到達するために必要な投資や準備を行いながら、事業の拡大を目指せます。
売上が伸びているとき
売上が伸びてきたときも、独立のチャンスです。
売上が伸びているということは、自分のスキルや事業に対する需要が増えている兆しです。
このタイミングで独立して、さらに多くのお客様にサービスを提供するために本腰を入れて事業を行うこともよいでしょう。
副業から独立する場合におすすめな人
独立してから、「副業で楽しくやる分にはいいけど、本業にするのは大変だった」「自分で事業を経営することに向いていなかった」と気づく可能性もあります。
そこで最後に、どんなタイプの人が独立に向いているかを紹介します。
行動力がある
副業を始めるときも、独立してからも、会社勤めと違って基本的には全て自分1人で進める必要があります。
また、顧客の開拓などで営業が必要になる機会もあるでしょう。
そのため、とにかくフットワークが軽く、積極的に行動できる人が独立に向いています。
行動力がある人は、自分で考えたアイデアを実際に試したり、困難に直面したときにも、色々解決策を試して乗り越えることができるでしょう。
独立の目的が明確
「自分の商品やスキルの提供によって社会に貢献したい」「とにかく今の環境から脱出したい」など、独立する目的が明確な人も向いています。
独立への意志が強ければ、目標に向かって効率的に行動できるでしょう。
まずは独立後に何をしたいのかを明確にしておくことが大切です。
マーケティングできる
独立後に自分の商品やサービスを売り込むためには、マーケティング力も必要です。
営業経験がある人は、自分の商品やサービスをどうやってアピールし、売り上げを伸ばすかという効果的な戦略を考えられます。
また、顧客との信頼関係を築くスキルが高ければ、独立後にも安定した収益を確保しやすくなります。
まとめ
- 将来独立できる副業のおすすめは、アフィリエイト・動画編集・Webマーケター・ネットショップ運営・Webライター
- 独立前に副業から始めるメリットは、収入の安定・社会保険料の負担減・スキルアップ
- 独立前に副業から始めるデメリットは、両立の負担・独立の先延ばし・就業規則違反の可能性
- 副業から独立を考えるタイミングは、収入が本業を上回った・安定した・伸びたとき
- 副業から独立するのに向いている要素は、行動力・独立への目的意識・マーケティング力
副業から独立は可能で、多くの人が独立を実現しています!
自分が独立を目指すならどのようなルートがいいか、記事を参考に考えてみてくださいね。