「サラリーマンの税理士におすすめの副業を知りたい」
「税理士が副業をおこなうメリットとデメリットを知りたい」
このように思う方は多いのではないでしょうか。
今回は、税理士におすすめの副業について解説していきます。
副業に興味のある税理士の方は、ぜひ参考にしてみてください。
税理士が副業を始めるメリット
税理士が副業を始めるメリットは、以下の3つです。
それぞれ解説します。
収入が増える
税理士が副業をおこなうメリットとして、収入の増加が挙げられます。
本業で得られる給与だけでなく、別の収入源を持つことで、生活の質の向上や将来への安心感を手に入れられます。
副業で稼ぐ力をしっかり伸ばしていくことで、本業の収入を超えることもできるでしょう。
本業にとってプラスになる
税理士が副業をおこなうことで、本業へのよい影響が期待できます。
副業として知り合ったクライアントが本業のクライアントになる場合もあります。
例えば、税理士がアルバイトでメディアへの露出をおこなうことで、本業へのオファーにつながる可能性もあるでしょう。
人脈が増える
税理士の副業では、人脈を得られることもメリットに挙げられます。
新しい業界や業種の仕事に挑戦すると、新たなビジネスパートナーやクライアントと出会えます。
人脈が増えることで、将来へのキャリア形成や、本業の収入アップにつながるようなアドバイスを受けられることもあります。
税理士が副業を始めるデメリット
税理士が副業を始める際は、メリットだけでなく、デメリットについても把握しておくことが大切です。
税理士が副業を始めるデメリットは以下の2つです。
それぞれ解説します。
プライベートの時間が減る
税理士が副業を始めることで、プライベートの時間が減ってしまい、休息を取る時間が少なくなることもあります。
過労やストレスは本業の生産性の低下にもつながるので、適度に息抜きや休息をし摂り、体調を整えることも重要です。
健康を害さないように、副業時間の管理やプライベート時間の確保を心がけましょう。
平日に副業の業務を進めづらい
税理士事務所の営業日は、平日である場合が多いので、平日に副業の業務を進めづらい点がデメリットです。
本業が終わってからの業務では、副業にあてる時間が限られ、クライアントとのアポイント調整が難しいこともあります。
休日を利用したり、朝早く起きて取り組んだりなど、自分のライフスタイルに合わせて隙間時間を見つけておこなうのがおすすめです。
税理士におすすめの副業7選
税理士におすすめの副業は、以下の7つです。
それぞれ解説します。
税務業務
税務業務とは、自宅やクライアント先などで税務代理や税務書類の作成、税務相談など、税理士の独占業務をおこなう仕事です。
クライアントの獲得は、紹介やクラウドソーシングサイトなどからおこないます。
本業との関連性が高いので、すでに持っているスキルを活かして稼ぐことができます。
ただし、個人で税務業務をおこなうためには、使用者(所長など)の許可が必要となります。
また、使用者の許可を得ている場合でも、競業避止義務、誠実義務などへの配慮は怠らないように注意しましょう。
参考URL:競業避止義務契約の有効性について|経済産業省 誠実義務|WEB労政時報
予備校講師
予備校講師は、税理士を目指す学生に税務知識や資格試験の受験ノウハウを教えることで稼げる副業です。
新たな会計ルールや税制改正について学習する機会も増えるので、本業に活かせる税務知識も深まります。
予備校講師は、平日の夜や土日の講義も多く、本業が忙しい税理士でも掛け持ちで働くことができます。
人と話したり、人にわかりやすく伝えたりするのが得意な方におすすめです。
記事執筆
記事執筆は、税務に関する記事の執筆依頼を受ける仕事です。
クラウドソーシングサイトなどに登録し、自ら営業をおこなうことで案件が獲得できます。
税務知識だけではなく、文章構成能力や読み手の興味を引くライティングスキルが求められます。
SEOのスキルを身につけることで、さらなる収入アップが期待できます。
ブログ運営
ブログ運営では、自分のブログ媒体に広告リンクを貼り、そのリンクから商品が購入されると報酬を得ることができます。
パソコンやスマートフォンがあれば、時間や場所を選ばずにできるので、忙しい税理士にもおすすめです。
税理士の転職を経験したことがある方は、税理士の転職に特化したブログ運営などができるでしょう。
ブログ運営は、収入を得るのに時間がかかりますが、うまくいけば高収入を期待できる副業です。
Youtube投稿
YouTube投稿は、YouTubeに動画をアップロードし、視聴者からの広告収益を得ることができます。
YouTubeのコミュニティガイドラインの範囲内であれば、自分の好きなジャンルの動画を投稿できます。
視聴回数や登録者を増やして知名度が上がると、税理士としての本業にも役立ちます。
収益が出るまでに時間がかかるので、コツコツ動画を投稿できる方におすすめです。
翻訳
翻訳業では、会計や税務に関する専門文書の翻訳をおこなうことで収入を得ます。
普段翻訳を本業としている方でも、税理士の知識を持っている方は多くありません。
ですので、税理士資格を持っており、他言語を話すスキルを持っている場合、副業で翻訳をおこなううえで有利に働きます。
複数のスキルを兼ね備えておくことで、希少価値の高い人材になれるでしょう。
メディア出演
テレビや雑誌、Webメディアなどに税務の専門家として出演する副業です。
メディアに出演するためには、メディアの関係者とのつながりが求められるので、人脈を広げておくことが重要です。
税理士YouTuberなど、個人でWeb発信をおこなっている場合は、メディアから依頼を受ける可能性もあります。
メディア出演は認知度が一気に高まるので、本業の活躍の幅も広がることが期待できます。
税理士が副業を始める際の注意点
税理士が副業を始める際は、以下の3つの点に注意しましょう。
それぞれ解説します。
就業規則を確認する
税理士が副業を始める前には、本業の就業規則の確認が必要です。
一部の税理士事務所では、従業員に対して副業に関する制限を設けている場合があります。
本業の就業規則を無視して副業を始めると、本業を失うリスクもあります。
就業規則や雇用契約書をしっかりと読み返し、必要であれば上司に相談するよう心がけましょう。
本業に支障をきたさない
副業をおこなう際は、本業に支障をきたさないように注意しましょう。
副業に力を入れ過ぎてしまうと、本業が疎かになるなど、悪い影響を与える可能性があります。
副業の時間管理や体調管理を徹底し、本業と副業のバランスを保つよう努めることが重要です。
守秘義務を守る
税理士の副業では、本業で得た情報などを使用しないように徹底しましょう。
本業の顧客情報が流出したことなどが発覚すれば、会社税理士事務所の信用と自分自身の信頼を失ってしまいます。
税理士の仕事では重要な情報を扱っていることを意識して、副業をおこないましょう。
まとめ
税理士におすすめの副業について解説しました。
まとめは以下のとおりです。
- 税理士が副業を始めるメリットは、本業にとってプラスになるなど
- 税理士が副業を始めるデメリットは、プライベート時間の減少や平日に副業の業務を進めづらいこと
- 税理士におすすめの副業は、税務業務や予備校講師など
- 税理士は、本業と副業のバランスを保ちながら副業をおこなうことが重要
- 税理士が副業を始める際は、就業規則を確認することや守秘義務を守ることなどに注意
副業に興味のある税理士の方は、ぜひ参考にしてみてください。