独立する人の特徴とは?成功する人の共通点と失敗しやすい人を解説

独立する人の特徴とは?成功する人の共通点と失敗しやすい人を解説 コラム

今回は独立に向いている人の特徴について紹介します。

いずれは会社を辞めて独立したいけれど、失敗だけはしたくないと考える人もいるでしょう。

独立して成功する人には共通点があります。

その共通点を理解しておけば、独立に向けて自分がどのように行動していけばいいのかが見えてくるかもしれません。

独立を検討している人は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

独立して成功する人の特徴とは?

最初に、独立して成功する人の特徴を解説します。

独立して成功する人は、どういった共通点があるのでしょうか。

ポジティブ思考を持っている

独立して成功する人の特徴のひとつが、ポジティブ思考を持っている人です。

常に前向きで、失敗してもいつまでも引きずるようなことはありません。

逆に失敗したことを学びとして捉え、次に活かせるのが強みといえるでしょう。

独立は人生にとって大きな挑戦のひとつですが、さまざまな壁にぶつかることもあります。

いろいろなことを受け入れていこうとする、強い姿勢が大切です。

自責思考を持っている

自責思考を持っているというのも独立で成功する人の特徴のひとつです。

自責思考とは、物事がうまくいかなくても他人のせいにせず自分で解決しようとする考えのことをいいます。

独立は自分次第のところがあり、失敗してもそれを糧にできるくらいの人がおすすめです。

論理的思考を持っている

論理的思考(ロジカルシンキング)のロジカルとは、論理的な、筋の通ったという意味があります。

論理的思考は物事の要素を体系的に整理し、筋道を立てる思考法です。

独立し、何か難しい問題に直面したとき、感情的に動くのではなくロジカルに解決策を考えられる人が成功しやすいでしょう。

アドバイスを素直に聞き入れられる

独立して成功する人は、アドバイスを素直に聞き入れられる人が多いです。

仕事をしていると、付き合いのある人や業界の先輩が助言をしてくれることがあります。

時には耳の痛い苦言もあるかもしれません。

それでも人からアドバイスを受けたら謙虚に耳を傾け、参考にすることも大切です。

継続力がある

仕事をするうえでスムーズにいくこともあれば、思うようにいかずモチベーションが浮き沈みすることもあるでしょう。

しかし、独立して成功するにはモチベーションに左右されず、目標に向かって突き進むことが大切です。

継続は力なり」という言葉があるように、何事も継続すれば成果を得られる道に近づけるでしょう。

積極的に学ぶ意欲がある

最初から完璧に何でもこなせる人は、そうそういるわけではありません。

独立する人だって最初は未熟な社会人です。

それでも独立できるまでに成長できたのは、日頃から積極的に学んできたからでしょう。

起業すれば、これまでとは違う経験をする可能性が大いにあります。

専門外の業務もすべて自分でしなければならないことも。

それを経験がないからといって、避けてしまうのはもったいないです。

インターネットや書籍で調べたり、人に尋ねたり、未経験でも補う手段はあります。

お金を稼ぐことに苦手意識がない

お金を稼ぐことに苦手意識がない人も、独立して成功する人の共通点です。

特に日本では、お金を稼ぐことを悪とする風潮が少なからずあります。

しかし、お金を稼ぐことは重要な経済活動であり、社会貢献です。

利益を生み出さなければ事業は回りません。

これまで雇用されて働いていた人は給与として受け取っていたかもしれませんが、独立すると仕事の対価としてお金を稼ぐことになります。

現状でお金に対して鈍感な人は、成功するために意識を変えるべきでしょう。

独立する目的や目標が明確に定まっている

独立する目的や目標が明確に定まっているのかどうかも、成功するうえで大切なポイントです。

ただ目の前にある仕事をこなすわけでは、成長につながりません。

目的や目標が明確に定まっている人の方が、事業拡大につながりやすいでしょう。

人とのつながりを大切にする

独立で成功している人は人とのつながりを大切にしており、依頼や相談もスムーズです。

自分が不得意なことは得意な人にサポートしてもらうことも、大切なポイントといえるでしょう。

そのためには日頃から周囲の人と信頼関係を築いていなければなりません。

独立して事業を運営する中で、人との信頼関係は重要です。

独立して失敗する人の特徴

独立して失敗する人は何が原因なのでしょうか。

独立すること自体が目的になっている

そもそもなぜ独立したいのでしょうか。

人によっては会社員という枠に縛られたくない、自分らしい働き方を実現したいという人もいるでしょう。

中には独立して起業すること自体が目的になっており、いざ事業を始めてもうまくいかないというケースがあります。

独立することに時間と労力を費やし、事業をスタートさせても思うような成果を上げられない人もいるようです。

面倒くさがり

面倒くさがりな人も独立後に失敗するケースがみられます。

独立すると、これまで会社がやってくれていたようなことも、最初は自分でしなければなりません。

いざ独立したものの、書類提出や営業するのが面倒くさいと感じる人もいるようです。

起業後は売り上げが上昇することもあれば、下降することもあります。

読みが外れたと嘆く人が何もしないでいると、一気に経営が悪化するでしょう。

お金の管理が苦手

お金の管理が苦手な人も独立には向いていません。

損益計算書上で利益が出ており、支出より売り上げの方が多いのに倒産するケースがありますが、これを黒字倒産といいます。

黒字倒産になってしまうケースのひとつが、売掛金の回収が間に合わない場合です。

商品を納品後に請求書を出しても、現金がすぐ手元に入るわけではありません。

顧客によっては翌月末払い、15日払い、翌々月末のように振込日が異なります。

仕入れと設備投資の支払い日がせまり、支払える現金がなければ、黒字倒産になるのです。

お金の管理は、常に先を見越しておくことが大切といえるでしょう。

責任感がない

当然ですが、責任感がない人も独立するのに向いていません。

責任感のない人は何か問題が起きると、人のせいにしがちです。

独立すると、最終的な責任は経営者である自分にあるため、強い責任感がないというのは致命的といえるでしょう。

リスクを恐れすぎる

起業には、さまざまなリスクが付きものです。

失敗するかもしれない、お金を失うどころか借金するかもしれない……と不安に感じることがあっても、行動しなければ何も始まりません。

失うかもしれないリスクを恐れず、行動後の先にあるリターンを意識することが大切です。

会社員を辞めて独立する人のメリット

ここでは会社員を辞めて独立するメリットを解説します。

自由度が高くなる

ほとんどの会社員が毎朝オフィスに通勤していますが、独立すると自宅か事務所のように、自分が働く場所を選べるのがメリットのひとつです。

何時までにオフィスに着いていなければいけない、昼休みは1時間など、時間に縛られないことも自由度が高く、独立する人のメリットといえるでしょう。

頑張り次第で収入を伸ばせる

独立するメリットとして大きいのは収入面です。

個人事業主は頑張り次第で、収入を伸ばせます。

会社員は自分が努力しても、上司に認めてもらわなければ収入には反映しません。

独立後は自分の頑張り次第で仕事量を調整できるので、大幅な収入アップが期待できます。

節税できる

節税できる点も独立する人のメリットのひとつです。

所得税(法人税)で比較してみましょう。

個人事業主の所得税は所得の金額によって5~45%の7段階制に分かれています。

普通法人は所得が800万円以下か800万円を超えるかの2段階制です。

出典:国税庁|No.2260 所得税の税率  国税庁No.5759 法人税の税率

会社員を辞めて独立する人のデメリット

次に会社員を辞めて独立する人のデメリットを解説します。

収入が安定しない

会社員はほとんどの人が毎月一定の給料をもらうため、収入が安定しています。

一方の個人事業主は安定した収入があるとは限りません。

例えば突然クライアントから取り引きを打ち切られて仕事がなくなったり、自分の体調がすぐれずに働けなかったり、収入が安定しないのがデメリットといえるでしょう。

社会的信用が落ちる

法人の場合は法人登記が義務付けられているため、会社の実態を把握しやすいです。

が、個人事業主として独立するのであれば、社会的信用があまり高くありません

また、金融機関から融資を受けるときも法人の方が有利なケースが多いです。

事務処理が増える

独立すると、事務処理や税務関係の手続きが必要です。

どこの取引先から得た収入なのか、いくら経費がかかったのかなど、細かく申告する必要があります。

自分の業務のみに集中したいところですが、マルチに幅広い仕事をこなさなくてはいけません。

会社員を辞めて独立する人がとるべき手段

最後に会社員を辞めて独立する人がとるべき手段を解説します。

個人事業主

個人事業主とは法人を設立せず、個人で事業展開することです。

税務署に開業届を提出し、事業開始を申請すればOK。

個人事業主として独立スタートです。

法人

法人は個人事業主とは異なり、株主のような出資者が出資して設立します。

個人事業主は登記や定款の作成は不要ですが、法人は必要です。

また、登記申請料定款認証料など、設立費用が少なくとも約20~30万円必要だといわれています。

フランチャイズ

フランチャイズとはコンビニのように本部と加盟店が契約を結ぶシステムです。

加盟店がロイヤリティという加盟金を支払い、商標の使用権をはじめ、商品&サービスの販売権を得ます。

加盟店は経営のノウハウを活用できるので、個人事業主や法人よりも安心感があるのがメリットです。

とくに短期間で独立開業に踏み出したい人におすすめします。

まとめ

 

独立して成功する人の特徴をピックアップ。

  • ポジティブ思考を持っている
  • 自責思考を持っている
  • 論理的思考を持っている
  • アドバイスを素直に聞き入れられる
  • 継続力がある

独立して成功する人には、このような共通点があります。

独立を検討するなら、自分に上記のような特徴があるのかを見極めてからスタートするのがいいでしょう。

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