「独立できる仕事には、どんなものがあるの？」
そんな悩みを解決するために、本記事では独立できる仕事15選をご紹介します。
一般的に転職が難しくなるといわれる40代以上の方や、女性におすすめの仕事も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
独立できる仕事6つの特徴
はじめに、独立できる仕事を検討する際は、以下の特徴について知っておきましょう。
一人で始められる
深刻な人材不足が社会問題になり、人材確保には多くの費用がかかる時代です。
しかし、一人で始められる仕事を選べば、人材確保の経費がかからず、「人が集まらない」と心配する必要もありません。
自分の思い立ったタイミングですぐに事業を始められるのも、よい点といえるでしょう。
需要がある
独立するときの重要なポイントは、「仕事の需要があるか」という点です。
自分が提供する商品やサービスに需要があれば、安定的に収入を得られるでしょう。
需要がある仕事を見極め、それを商品やサービスとして提供するようにしましょう。
そのためには、世の中の変化にアンテナを張って、顧客のニーズに素早く対応することが必要です。
コストがかからない
コストがかからない仕事には、独立をしやすいというメリットがあります。
初期費用や運転資金が高い仕事は、独立前の準備資金集めに時間がかかります。
しかし、できるだけコストがかからない仕事を選べば、独立までの時間を大幅に短縮できます。
また、コストがあまりかからない場合、万が一事業に失敗しても、損失を最小限に抑えられるというメリットもあります。
働き方の自由度が高い
自由度が高い働き方には、次のようなものがあります。
- 働く時間が自由
- 働く場所が自由
- 仕事内容・方法が自由
- 身だしなみが自由
このように「いつ、どこで働いてもよい」「仕事の裁量権がある」「服装や髪型を気にしなくてよい」など、自由度の高い働き方が可能であれば、自分の状況や環境に左右されることなく独立ができます。
利益率が高い
利益率の高い仕事は、少ない労力で効率的に収入を得られます。
具体的には、商品を仕入れて売るよりも、サービスを提供した方が、利益率は高くなるといわれています。
利益率が低い仕事は、数をこなさないと高い利益を得られません。
数をどこまで無理なく増やせるのかに、注意が必要です。
できる限り、利益率の高い仕事を選ぶようにしましょう。
継続的な利益が見込める
固定給を受け取ることができる会社員とは違い、独立すると毎月の決まった収入がなくなります。
収入が不安定で長く続けるのが難しい、といったことにならないためにも、継続的な収入が見込めることはかなり重要です。
安定した収入を得るには、無理なく稼ぎやすい利益率であること、よいサービスを提供しリピーターの顧客作りに成功することなどがポイントになるでしょう。
在宅で独立できるおすすめの仕事8選
在宅で独立するには以下の仕事がおすすめです。
Webライター
Webライターは、クライアントから依頼を受けて、記事を執筆する仕事です。
パソコンとネット環境があれば、すぐに仕事を始められます。
以下のような強みがあると、発注先として採用される確率が高くなるでしょう。
- 専門ジャンルの知識がある
- SEOスキルが高い
- WordPress使用経験がある
- レスポンスが早い
- クライアントの要望にきちんと対応する
初心者は、単価が低いのがデメリットです。
しかし、案件をこなしてスキルを高めていけば、次第に高単価の仕事も受注できるようになるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやアプリの見た目、操作性を設計する仕事です。
パソコンとネット環境、ソフトウェアなどがあれば仕事ができるため、フリーランスも多く、在宅でも独立しやすい仕事です。
さまざまな企業がWebマーケティングをおこなっており、どのような企業活動にもWebデザイナーの存在が欠かせません。
Webデザイナーに必要な、HTMLやCSSなどのコーディング知識は、未経験から独学でも習得できます。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアは、在宅やリモートで働ける、時間と場所が自由になりやすい仕事です。
アプリケーションシステムの開発や、設計が主な業務内容で、委託案件も多くあります。
パソコンとネット環境さえあれば、在宅でも独立できる仕事です。
ITエンジニアには、プログラミング言語やコーディング知識など専門的スキルが求められます。
未経験から独学で学ぶことも可能ですが、可能であればスクールに通うなどして、しっかりと技術を習得しておいたほうがよいでしょう。
イラストレーター
イラストレーターは、Webメディアやパンフレットに掲載される、さまざまなイラストを描く仕事です。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使うことができれば、資格は特に必要ありません。
納期までに仕上げれば、基本的に自分のペースで仕事ができるため、自由度の高い独立をしたい方におすすめです。
ハンドメイド販売
ハンドメイド販売は、雑貨や衣服、アクセサリーなどを制作し、販売する仕事です。
木工職人が独立して、家具などを販売することもあります。
手先が器用な人や、ものづくりが好きな方に、おすすめの仕事です。
販売方法には、アプリを使ったネットショップ販売や、店頭販売イベント販売などがあります。
ネットショップ運営
インターネット上で商品を販売するネットショップ運営もおすすめです。
固定費のかからない基本無料のネットショップサービスには、以下のようなものがあります。
- BASE（ベイス）
- STORES（ストアズ）※フリープランの場合
- minne（ミンネ）
- イージーマイショップ
初めてネットショップを作る場合、専門的で難しそうなイメージがあるかもしれません。
しかしネットショップサービスを利用すれば、誰でも簡単に始められます。
販売する商品は、自分が得意とする分野のものや、市場で需要があるものを選ぶと、成功する確率があがるでしょう。
ブロガー・アフィリエイター
ブロガーやアフィリエイターは、ユーザーの興味がある記事や広告をブログに掲載し、読者が広告をクリック、もしくは商品を購入すれば収入を得られるという仕事です。
パソコンとインターネット環境があれば、特別な資格がなくても、一人で働いていくことが可能です。
ただし、ブログ記事を検索結果の上位に表示させるためにはSEO知識が必須で、結果が現れるまで、ある程度の時間がかかります。
そのため、コツコツと継続して記事を執筆する努力が必要です。
すぐに収益を得たい、と考えている方にとっては難しいかもしれません。
動画編集
動画編集は、WebサイトやYouTubeなどに投稿する動画を編集する仕事です。
動画編集の知識は、未経験から独学でも習得が可能です。
仕事を始めるには、動画編集ソフトと、ある程度大きいスペックのパソコンが必要になります。
動画コンテンツの需要は非常に高く、動画編集は今後も需要が続く将来性のある職種です。
専門スキルや資格を活かして独立できる仕事3選
サロン運営
独立できる仕事で、特に女性におすすめなのが、ネイルサロンやエステサロンなど美容系サロンの運営です。
ネイルサロンは、未経験者でも技術を身につけ、経験を積めば、独立開業が可能です。
ネイリストになるための資格は、スクールへの通学以外に、通信講座でも取得可能です。
エステサロンは、ボディマッサージやフェイシャルマッサージなど種類が多くあり、自宅をサロンとして開業が可能です。
エステサロンの開業に必須の資格はなく、転職が難しくなる40代の女性が独立できる仕事として、おすすめの職種です。
講師
自分が持つスキルや専門知識を活かし、さまざまなスクールを開く講師業も人気です。
「教えてもらいたい」というニーズがあれば、どんなジャンルでも開業ができます。
スキルシェアサイトの「ココナラ」や、スクール開校システムを提供する「ストアカ」などを利用すれば、誰でも簡単に講座が開講できます。
また、SNSやYouTubeなどで、集客するのもよい方法でしょう。
オンライン講義であれば場所を借りる必要もなく、コストを抑えて利益率を高くすることができるのが最大のメリットです。
士業
独立しやすい仕事で、資格が必要なものに士業があります。
- 弁護士
- 公認会計士
- 司法書士
- 税理士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士
士業は専門性が高く、独占業務のため必ず需要があります。
しかし、その分野の専門資格を取らなければならないため、多くの時間や労力が必要になるというデメリットがあります。
フランチャイズに加盟して独立できる仕事4選
フランチャイズ加盟店を募集している企業は多数あり、加盟することによって独立開業できる仕事がたくさんあります。
最後に、代表的な独立できる仕事4つをご紹介します。
コンビニ
フランチャイズを代表するのがコンビニです。
どのコンビニも知名度があり、開業すれば最初から多くの顧客が来店するでしょう。
フランチャイズのノウハウを実行し経営すれば、顧客が求めるサービスをすぐに確実に提供できるため、初めての独立でも安心です。
コンビニのフランチャイズは、長期契約がほとんどです。
経営を軌道に乗せるためには、ブランド力だけに頼ることなく、接客に力を入れましょう。
飲食店経営
フランチャイズで飲食店を開業すれば、知名度が高く集客しやすいため、初めての独立でも安心です。
初めて素人が起業する場合、「どれだけ集客ができるか」という不安があります。
フランチャイズの場合、すでに店名に知名度があるため、オープン直後から大きな売上が立つことも珍しくありません。
高齢者向けサービス
高齢化が進む日本では、高齢者向けのサービスを提供する事業の需要が高いため、高齢者向けサービスには今後も継続的な需要が見込まれています。
個人で開業すると、日々の忙しさに追われて情報収集がおろそかになりがちですが、フランチャイズであれば情報が集まりやすく、労力を節約できます。
また、本部が多くの店から集めたデータをもとに、最新の高齢者ニーズに合った戦略を提供してもらえます。
家事代行サービス
家事代行サービスは、家事が得意な方、家事育児の経験が豊富な方におすすめです。
女性の社会進出が高まる中、今後も継続的に需要が伸びていく業界といえるでしょう。
家事代行サービスには、掃除や子どものお世話など、様々なサービス内容があり、どんなサービスを提供するのか、競合との差別化で事業を展開することが必要です。
個人でおこなうと集客が難しい仕事ですが、フランチャイズは知名度があるため、集客しやすく、すぐにサービスを始められるでしょう。
まとめ
ここまで、独立できる仕事15選と失敗しない職種の選び方について解説しました。
最後にまとめます。
- 独立できる仕事には、一人で始められる、需要がある、コストがかからない、働き方の自由度が高い、利益率が高い、継続的な利益が見込める、などの特徴がある
- 在宅で独立できるおすすめの仕事は、Webライター、ネットショップ販売など、インターネットを活用できる仕事
- 専門スキルや資格を活かして独立できる仕事には、サロン運営、講師業、士業などがある
- フランチャイズで独立できる仕事には、コンビニ、飲食店、高齢者向けサービス、家事代行サービスなどがある
独立しやすい仕事にはさまざまな種類があります。
どの業種がよいのか悩んでしまう場合には、将来の独立に向け、まずは募集企業も多いフランチャイズ加盟店を経験してみるのもおすすめです。
今回の記事を参考に、自分のスキルや状況に合った、将来性のある仕事をじっくり探してみましょう。
