退職代行はやばいって本当?利用するリスクについて解説

コラム

会社を退職する手続きを代行してくれる退職代行サービスですが、世の中には「退職代行はやばい!」と感じている人も多いです。

実際には退職代行はほとんどが正当なサービスであり、決してやばいものではありません。

では、退職代行はなぜやばいと思われているのでしょうか。

本記事では、退職代行の悪いイメージの理由や、退職代行の実態について解説します。

「退職代行=やばい」が間違っている理由

「退職代行=やばい」と思われがちですが、上述したとおり、決してやばいわけではありません。

退職代行は、会社を退職したいけど辞めると言い出せない人にはおすすめのサービスです。

  • そもそもサービス自体に問題があるのでは?
  • 会社から訴えられるのでは?
  • 転職先にバレるのでは?

そのように思う人々の疑念は間違った認識です。

以下で詳しく説明します。

退職する権利は誰にでもある

そもそも、労働者には退職の自由があります。

民法627条1項

当事者が雇用の期間を定めないとき、各当事者はいつでも解約の申入れができる。
この場合、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過して終了する。

退職する権利は誰にでもありますし、退職代行を利用するのももちろん問題ありません。

(参考:第49回労働政策審議会労働条件分科会 会議次第及び資料項目

依頼者の代わりに退職の手続きを進めるだけ

退職代行サービスは、依頼者の代わりに退職の手続きを進めるだけ、家事代行や運転代行などの他サービスと同じです。

辞める権利は誰にもあり、退職代行はそれを代行するだけで、問題はないし、当然違法性もありません。

ただし、非弁行為をしているようなだめな業者がいるのも事実です。

退職代行業者は、しっかりと見極めましょう。

会社から訴えられる可能性は低い

退職代行を利用すると会社から訴えられるのでは?というイメージも退職代行がやばいとされる原因ですよね。

結論からいうと、退職代行サービスを使うことで会社から訴えられる可能性は低いです。

会社が退職者を訴えるケースは、機密情報の持ち出しや損害を与える行為、無断欠勤、備品の紛失・破損などが考えられます。

これらの条件にあてはまらなければ、会社から訴えられるような事態になることはないでしょう。

退職代行の使用が転職に影響しない

退職代行サービスを利用して退職したことが転職先にばれないか心配という声もあるようです。

しかし、当然ですが、退職代行を利用しても転職に影響しません。

転職の面接で退職理由を聞かれても、退職方法を尋ねる企業はほとんどありません。

自分から報告しない限り、退職代行の利用は知られませんので、安心して大丈夫です。

退職代行を使った方がいい人の特徴

退職代行が正当なサービスであることがわかりましたね。

では、ここでは退職代行を使った方がいい人の特徴を紹介します。

例えば退職を伝えても会社に拒否される人やストレスで体調を崩している人、上司や同僚からパワハラや嫌がらせを受けている人などです。

具体的な特徴をみていきましょう。

退職を拒否される

上司に退職の意思を伝えても、「人手不足だから今は無理」「簡単に辞めたら、別の会社でも長続きしない」と拒否されるケースがあります。

しかし、会社は労働者の退職を引き止める権利はありません。

弁護士に依頼すればスムーズに退職できますが、そこまで大げさにしたくない人には退職代行がおすすめです。

第三者を通すことで情に流されたり、強引に説得されたりして辞められないという自体は防ぐことができます。

ストレスで体調を崩している

仕事内容や長時間の残業、人間関係などを常に我慢して限界を超えると、ストレスで体調を崩す人もいます。

そんなときには退職に関する手続きを進めるのも苦痛に感じるかもしれません。

ただでさえ限界を超えているのに、これ以上叱責されるのは辛いですよね。

退職代行を利用すれば、直接上司と話す必要はなく、負担を抑えながら退職できます。

パワハラや嫌がらせを受けている

上司や同僚からパワハラや嫌がらせを受けている人には、退職代行サービスの利用は特におすすめです。

些細なミスにもかかわらず皆の前で大声で怒られたり、日常的にきつい言葉で叱責されたり、無視をされたりなど、悩んでいる人もいるでしょう。

日頃からひどい仕打ちをしてくる上司に向かって、退職を告げるのは酷ですよね。

そのような人は自分で何とかしようとせず、退職代行サービスを活用するのがいいでしょう。

今すぐ退職したい

今すぐ退職したいという人も退職代行サービスの利用がおすすめです。

すぐに退職したいと伝えても、就業規則で「退職の3か月前に申し出る」決まりになっていると言われたり、「新しい人が入るまで」と退職を引き延ばされたりするかもしれません。

しかし、法律上は申し出から2週間で退職が可能です。

今すぐに退職したいと思うなら、退職代行を利用してスムーズに退職手続きを進めるのもいいでしょう。

実際に退職代行を使った人の口コミ

実際に退職代行を使った人の口コミを集めてみました。

書き込みを見ていると「退職代行に興味があるけれど、どこがいいかわからない」「退職代行を使って後輩が辞めたけど、礼儀がなっていない」など、さまざまな意見があります。

実際に退職代行を利用した人は満足したのでしょうか。

満足している人の口コミ

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満足している人の口コミを見ると「あっけないほど簡単で、こういうサービスがあるのは心強い」「もめるかと思ったけど、すんなりでビックリ」「退職代行ですんなり会社を辞めれた」と語っており、スムーズに退職できたことが理解できます。

後悔している人の口コミ

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退職代行を利用して後悔している口コミは、満足している人に比べると圧倒的に少なかったです。
後悔している人は「退職代行に入金したので確認がとれたのか連絡をくださいといっても音沙汰なし」「退職代行の質は相当低い」といった業者への不満だけでなく「退職代行使って会社を辞めたけど罪悪感があり、手土産を持って泣きながら謝りに行きました」などの気持ちの問題もありました。

使ったらヤバイ危険な退職代行業者の特徴

ここで、使ったらヤバイ危険な退職代行業者の特徴を紹介します。

危険な退職代行サービスを選ばないためにも、ポイントを押さえておきましょう。

利用料金が格安

退職代行を運営するのは民間企業や労働組合、弁護士事務所があり、料金形態はさまざまです。

料金の相場は2~5万円程度ですが、なかには安すぎる退職代行業者が存在します。

特に民間企業は利用料金が格安な業者がありますが、会社と交渉をおこなえるわけではありません。

料金のみに注目して退職代行業者を選ぶのは避けましょう。

インターネットで悪い口コミが多い

退職代行業者を選ぶとき、インターネットで悪い口コミが多いところは避けるべきです。

公式サイトに利用者の感想をアップしている業者もありますが、鵜呑みにすべきではありません。

よい口コミがあり、退職成功率が高い業者を選ぶべきです。

労働組合や弁護士が携わっていない

労働組合や弁護士が携わっていない退職代行業者は選ばないようにしましょう。

特に会社とトラブルを抱えている人は、弁護士事務所が運営する退職代行を選ぶべきです。

弁護士は法律のプロで、有給の消化や未払い金の交渉に対応できます。

弁護士以外の代行業者が会社と交渉すると、非弁行為と判断され、法律違反になるので、注意が必要です。

退職代行を使って会社を辞めるまでの流れ

最後に退職代行を使って会社を辞めるまでの流れを解説します。

利用する退職代行サービスを決めたら、LINEやメール、電話、問い合わせフォームから問い合わせましょう。

料金をカード払いか現金、振込で支払いますが、成功報酬型で後払いの業者もあります。

退職代行の手続きを実施してもらい退職日がきたら、退職完了です。

まとめ

  • 「退職代行=やばい」が間違っている理由は転職先にバレるのでは、会社から訴えられるのではと思っている人がいるから
  • 退職代行を使った方がいい人の特徴はストレスで体調を崩している人、パワハラや嫌がらせを受けている人、今すぐ退職したい人
  • 使ったらヤバイ危険な退職代行業者の特徴は利用料金が格安、インターネットで悪い口コミが多い、労働組合や弁護士が携わっていない
  • 退職代行を使って会社を辞めるまでの流れは相談して支払いを済ませ手続きを実施してもらう

退職代行はやばいというイメージを持たれがちですが、決してやばいサービスではありません。

退職について悩んでいる人は、退職代行の利用を検討すべきでしょう。

ただし、危険な退職代行業者を見極めて、問題のない業者を選ぶようにしましょう。

マイチョイス編集部

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